第20期 営 業 報 告 書
自 2007年 1月 1日
至 2007年12月 31日
2007年のタイ国経済はクーデター後の政治的混乱及び原油高・バーツ高など経済成長を停滞させる要因があったものの、堅調な輸出に支えられて順調に推移しました。
国内新車販売においては2007年度実績は原油高及び代替燃料対応車の値下前の買い控え等消費者の購買意欲の低下により前年比 7.5%減の63.1万台となりました。前年度割れは2年連続でありましたが、自動車生産台数は前年比8.46%増の128.7万台で6年連続過去最高を記録しました。輸出向け生産が30%増え、輸出台数が初めて国内販売を上回りました。
このような状況下において当社では
(1)AAT(Auto AllianceThailand)のJ97M/Uモデル新型車のハイレベルな増産の継続
(2)MMTh(Mitsubishi Motors Thailand)のEU向けなど完成車輸出の増加
(3)DCI(Daikin Compressor Industries)向けエアコン用の機械加工部品の生産増
等、お取引先各社の好調な生産に支えられ、当期の売上高は、1,406百万バーツ(内.部品売上1,384百万バーツ)となり、前年と比べ98百万バーツ(6.9%)の増収となりました。その主な内訳は、AAT向け133百万バーツ増、MMTh向け73百万バーツ増、となりましたが、中国からの調達に変更した材料が無償支給化となった事によりDCI向け40百万バーツ減、TBKK(Tokyo buhin Kogyo)向け15百万バーツ減、ツーリング売上105百万バーツ減となっております。
次に収益面ですが、鋼材・副資材費の高騰及び修繕費の増加等ありましたが、経常利益では227百万バーツ(前年比86百万バーツ増)、当期純利益は158百万バーツ(前年比56百万バーツ増)を計上するに至りました。
又、前期末43百万バーツでありました借入金は期中に全額返済し借入金ゼロとなりました。
尚、昨年10月、輸送費並びに労務費の低減、騒音等環境問題の解消により、競争力を高め、更に顧客満足度を向上する目的で、新サイト(新会社:Hiruta Asteer Summit Co.,Ltd.)への進出を決定し、明年1月より操業を開始する事といたしました。
以上
2008年4月3日