最終回から小ネタ(恋ルキ)<br><br>(最終74巻、227ページ1コマ目の続き)<br><br><br>「探しに行け!!すぐに!連れ戻せ!」 「私の娘をバカにするなよ!?」 「初めて連れてきた場所で目ぇ離すんじゃねえっつってんだ!」 怒鳴り合う一護とルキアを他所に、集まった面々はそれぞれ自分の居場所と飲み物食べ物を確保する。 「お兄ちゃん、ルキアちゃん」 「おーい、ホントにはじまるよー」 遊子と夏梨の声も聞こえていないらしい二人は、相変わらず。これで会うのも久々だというから驚きだ。 そしてそれぞれの伴侶はといえば―― 「でも本当に大丈夫なの?阿散井くん」 「問題ねえよ、地獄蝶はついてるしな」 女の子だし、知らない場所だし、と織姫が尋ねても、父親の恋次も平然とした顔だ。 「心配すんな織姫」 そう言われれば、きっと大丈夫なのだろうとあっさり納得して、織姫は頷く。 「そっか」 「おう。つうことでな」 恋次はギャアギャアと口喧嘩を続けるルキアを、後ろからひょいと持ち上げた。 片腕で軽々と抱えられて、けれどルキアは驚いた様子も見せずに背後の夫を振り返る。 「何だ、恋次?」 「始まるってよ」 「うむ」 抱えられたルキアは、そのまま座り込む恋次の膝の上に納まった。 夫の広い胸を遠慮なく背もたれにして、ルキアは笑う。それがいつものことなのか、膝に抱いた妻の腰に回した腕はそのまま、恋次もテレビに視線を向ける。 「楽しみだな!」 「そうだな」 そんな死神夫婦に、置いてけぼりの一護が叫んだ。 「無視かよ!!」 ...
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